2014年07月
2014年07月23日
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今月、商社マンの方が台北市から来阪した、モルト愛飲家の方達と、一緒に2日続いて来店してくれた。
皆さんは、シェリー樽で熟成したモルトが好みで、甘くバニリンやレーズンのようにドライフルーツ香のモルトとスペイサイドの蒸留所の中から数銘柄を注文された。
オロロソ樽のシェリーバットのものが好評でしたが、当店もシェリーバットのボトルは限られているのでアイラモルトを勧めると「海藻臭いウイスキーはお金を払ってまでは飲まない」と言われました。
まだ台湾ではアイラは流行っていないようです。
シェリー樽熟成のモルトウイスキーは将来飲めなくなるんじゃないかと、そちらの方を心配しました。

1980年代のマッカラン
この時代のラベルの裏書きを記します
「ウイスキーは古来シェリー樽貯蔵が最高とされてきました。しかし、シェリー樽が高価となり数も少なくなった今では他の蒸留所はあまり使わなくなりました。貯蔵樽のすべてをシェリー樽にしている蒸留所はマッカランだけです。」
マッカランはスペインのヘレスでスパニッシュオーク樽を買い付け、シェリー醸造所にシェリーを詰め込んでもらって、その後空き樽をスコットランドに運んで蒸留所でニューポット詰めるそうです。
現在マッカラン蒸留所のシェリー樽は貯蔵庫では半分を切っていると思います。
2014年07月11日
今週、常連客の娘さんが南フランスのプロヴァンスから帰国したと言って店に寄ってくれた。
今夜は暑いので「パスティス」をフローズンにして飲みたいと、出来ればトップにパウダーシュガーをふりかけてほしいと希望通りに作りました。
1860年代にフランスの葡萄畑に「フィロキセラ」が発生して葡萄畑の半分以上が壊滅するとワイン、ブランデーが暴騰して代用酒として人々は「Green Fairy」と呼ばれた「アブサン」になじみだした。
アブサンは強い酒で常飲すると「アブサン中毒」になりこのアブサンを愛飲した芸術家ではゴッホ、ピカソ、モネ、ロートレック、オスカーワイルド、ヘミングウェイなどが"ハマって"しまった。
ヨーロッパにも広がり、フランス、スイスで製造禁止になり、南フランス、プロヴァンス地方で生まれた「パスティス」はアブサンのイミテーションとして、意味は「模倣」のことでこの酒は現在でもフランスでいちばん飲まれるリキュールになりました。

パスティス・フローズン
パスティスはアイラモルトのように独特のキャラクターのある酒で"ピート臭"にハマっている方は好きになると思います。
アブサンは1988年EUが中毒性の「にがよもぎ」を少量にして製造が承認されて日本にも輸入されています。
2014年07月01日
先週、来店してくれた方が、夏休みにアイラ島に行くと言っていたので白水社出版、2011年発行の「ウイスキードリーム・アイラ島のシングルモルトに賭けた男たち」をプレゼントしました。
島に8ヶ所ある蒸留所は、どこもフル操業で、私の訪ねた1970年初期もアイラもスペイサイドもフル操業中でした。
だが、蒸留所訪問者を歓迎してくれるビジターセンターがあるのはグレンフィディック蒸留所くらいで、多くの蒸留所は訪問者に冷たくお手上げでした。
それが解決できたのは、ダフタウンのパブに入って「パブリカン」にこの村のウイスキーを注文し今夜泊まるホテルかB&Bを紹介してもらいたいと話すと、
「パブに来店している客はこの村の7ヶ所ある内の4ヶ所の蒸留所で働く人たちでストレンジャーにも親切で明日は私の働く蒸留所に見学に来なさい」と次から次に蒸留所の人々を紹介してくれました。
それが解決できたのは、ダフタウンのパブに入って「パブリカン」にこの村のウイスキーを注文し今夜泊まるホテルかB&Bを紹介してもらいたいと話すと、
「パブに来店している客はこの村の7ヶ所ある内の4ヶ所の蒸留所で働く人たちでストレンジャーにも親切で明日は私の働く蒸留所に見学に来なさい」と次から次に蒸留所の人々を紹介してくれました。
スコットランドの蒸留所にある村のパブはどこもフレンドリーでドリンカーの憩の場でした。

ダフタウン モルトウイスキー
この村の地名のモルトウイスキー、現在はディアジオの傘下でこの村ではスコットランド最大手のインディペンデント蒸留所のグレンフィデックはモルトウイスキーを瓶詰めして世界に発売したパイオニアで、この蒸留所の小型のポットスチルの数は壮観です。
同グループのバルヴェニー蒸留所は発売した当時は三角瓶を使用していた。





