2013年01月

2013年01月28日





スコッチの巨人と呼ばれた男“ウイリアム・ロス”を私は昔に2度紹介した。

1度目は1974年自費出版した「スコッチガイドブック」のスコッチウイスキー界の巨人DCLの中で記し、この本はモルトウイスキーをカラー写真で1枚ずつ手貼りで貼り、カラフルなボトルは好評だったがコストがかかりすぎて500部しか作れなかった。
2度めは1989年NBAの機関紙「GAZETTE」の4月号から7月号に加筆、訂正して「スコッチウイスキー経済小史」ウィリアム・ロスとDCLの中で連載した。

ウィリアム・ロスは1862年6月グラスゴーの近郊で、小作農の息子として生まれ、15歳の時にエジンバラの名門ジョージ・ワトソン校を家庭の事情で退学しグラスゴーの銀行に就職するが、入店1年後に銀行が倒産した。

1877年DCLはグレーン蒸留所の合同企業体として発足間もない会社にロスは再就職でき才能を発揮して35歳の1997年DCLのトップに昇りつめた。
その後は、優れた才能とカリスマ性の経営で幾多の試練も乗り越えて、ピーク時にはスコッチウイスキー全体生産量の50%を支配する、ウイスキー界の巨人に育てた。
1944年8月、6フィート5インチの大男ロスは82歳で逝った。

その後、バナード・ショーが伝記を書き“ウィスキー界のリンカーン”と渾名され政治手腕も発揮した。

ロスの死後はDCLは強力で保守的な経営は1980年代の経済状況では変化に対応できず、1975年に50箇所もあったDCLの蒸留所のうちアイラのポートエレンやスペイサイドのコールバーンなど12ヶ所も閉めて合理化を進めるが1986年4月にギネス社に買収された。
社名はDCLからUDGに変わり、1997年にはギネス社もグランド・メトロポリタン社と合併して社名もディアジオ社として再編成された。
そのディアジオ社は、酒類企業の世界トップに立ち、それ以降企業のM&Aが活発になり、昨年は英国の2社がフランスの酒類企業の傘下に収まった。




スコッチの巨人と呼ば​れた男

ウィリアム・ロス(1862~1944)
ロスはブレンデッドウィスキーを英国を代表とする酒として、世界に進出させて、現在の経済のように川の河口で商売をする“ヴァリュープライス”になり1898年にパティソンズ事件がおきて、賢人ロスの信条は公正な競争と消費者も企業も、ともに利益することでブームや生産過剰による価格の下落と不安定な状態ではウィスキー業界にとっては好ましくないことで、生産と販売を調整する力をつけることであった。この時代にモルトウイスキーは世界に進出せず私は良かったと思う。少し上流で住む人々に楽しんでもらえる“ハレの日で飲む酒”であってほしい。



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2013年01月14日


先週に新しい年を迎えて早々、当時私たちのミニチュア・ボトルコレクターとして、日本一の蒐集家であった、故 脇野辰夫さんのお弟子さんであった山田武治さんから「ミニチュアボトル」のBlogにアクセスしコメントしていただき、ビックリ、驚き、うれしい事が起きました。
山田さんとの出会いは「ミニチュアボトル」のBlogのところで書きましたが、“エポック・メイキング”な出会いでした。

脇野さんに山田さんをロンドンで紹介されて、37年ぶりでした。
私たち共通の小瓶コレクターであった師匠の脇野さんは、外国のコレクターや東京、大阪、神戸のミニチュアボトルクラブや他のクラブにレクチャーや指導までしていただき、まるで小瓶蒐集家たちの家元のような方でした。

その頃JBAのバーテンダー機関誌である「The DRINKs」の1974,vol.45にまだ、珍しい「モルトウイスキーのおぼえがき」を発表していました。
少し引用してみます・・・。
『昨年ヨーロッパで、私も酒屋の店頭にシングルモルトが意外に多く並べられているのに驚いた。ことにイタリアの各地に多かったように印象をうけた』ではじまり当時、日本ではモルトウイスキーは一部のマニアックな人たちにだけ知られていた時代でした。
最後のページには、昭和48年9月30日記、とされ参考資料も洋書からエジンバラ大学元教授、マクドウォールの「THE WHISKIES OF SCOTLAND」やD.ディシェスの「SCOTCH WHISKY」など多数でした。
スコットランド史、英国史などのインテリジェンスな教えをうけて、私たちにたいへん大きな影響を与えてくれました。



M,ボトルコレクター2
ストラスアイラ蒸留所の有名なツインキルンをバックに脇野さん
1975年、一緒に蒸留所巡りをした山田さんが撮された写真です。



M,ボトルコレクター3

脇野さんがスケッチされた絵を1989年グレンファークラス蒸留所の社長ジョン
グラント夫妻が来店してくれた時に、絵にサインをしてもらい現在、当店にも飾っています。



M,ボトルコレクター1
脇野さんのコレクションの一部です
この頃で小瓶の数は2500銘柄を軽く超えていたと思います。これからも脇野さんを超えるような立派な小瓶蒐集家は出て来ないのではないでしょうか。お弟子さんの山田さんも現在1600銘柄を蒐集されているそうです。


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2013年01月07日


正月は家族と新年の挨拶を交わし料亭が作る、おせち料理をデパートなどで取り寄せた料理を前に「屠蘇酒」をいただく、この屠蘇酒は酒に薬草を浸して作り一年の邪気を払い、新年を迎えるという“厄ばらい”であるが近年のおせち料理は楽しむが、正月に飲む祝いの酒、屠蘇酒は忘れられたようです。
 
我が家もおせちは家で作るが、屠蘇酒は普通の酒で済ませました。
今年は寝正月用の酒は、新潟の酒「久保田・千寿」でした。
 
昨年の正月はどうしてたと思い出したら、福岡のいとこの長女の結婚式に出席して、祝酒の薦被りの樽酒がえらく旨いので、尋ねたら私達一族の本家筋になる亀泉酒造の蔵元から別注で取寄せた大吟醸酒でした。



正月の酒

亀泉酒造の吟醸酒
「吉田類の土佐酒note」より転載


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STAG BAR KIMURA

1962年12月20日
北新地永楽町45番地で開店
1978年 7月20日
現在地イトヤビルに移転
2020年 1月24日(金曜日)
店を閉店致しました。
永きに渡りたくさんの方々より、 ご厚情を賜り、 感謝の気持ちとともに ここに厚く御礼を申し上げます

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