2012年10月
2012年10月30日
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映画の中で、カクテルやウイスキーの登場シーンで記憶に残る名場面では、ジャック・レモンの「アパートの鍵貸します」の「マティーニカクテル」やニコール・キッドマンの「冷たい月を抱く女」のモルトウイスキー「ダルモア」のアップされたシーンを思い出します。
では映画で一番最初に「モルトウィスキー」が登場したのは、私の記憶では1966年7月に封切られたポール・ニューマンの「動く標的」だと思います。
小説の映画化でロス・マクドナルドの探偵小説でアーチャ・シリーズの第1作目、レイモンド・チャンドラーの流れを汲むフィリップ・マーロウのシリーズ物と似ています。
この映画はヒット作になり、1975年には「新・動く標的」でもブレイクしました。
普段は酔っぱらいの私立探偵アーチャが活躍するストーリーの中で主人公には似つかない高級品「グレンリヴェット」が出て来ますが、字幕スーパーの訳者もゲール語のウィスキー名を訳すのにだいぶ訛っていたように思えました。

【グレンリヴェット12年〈当時のボトル〉】
1971年サントリーにより輸入が始まる。
1970年に発行されたD、デイシェスの「スコッチウイスキー」の本の中で1960年後期にニューヨーク州イサカに住んでいた頃「モルトウィスキーが飲みたくなれば、デパートに注文をして取り寄せなければ手に入らなかった」と記されています。スコットランドで1963年に初めて蒸留所元詰で発売されたのが「グレンフィデック」でした。その他はエルギンのゴードン&マックファイルで瓶詰めされているくらいでした。アイレイは1990年代ニッカウイスキーがラフロイグを輸入したが、このモルトの特徴を説明して売っても、変質しているとキャンセルをされて発売中止になる。今ではアイラ人気が信じられないころの話でした。
2012年10月22日
先週、映画評論家で作家の武部好伸さんが来店してくれて、切り絵作家の成田さんの訃報を知り驚いています。
酒場の世界を成田さん独自の切り絵で表現されて活躍された方でした。
知り合ってもう、30年以上でした。
最初田中さんと一緒に来店し、店を切り絵で紹介してもらい、はがきに印刷されていました。
当時のことを成田さんは「神戸の酒場から始まった」と、やがて一代限りのおいて消え行く酒場たちを友人の田中さんと画文集を作ってみないかと、始まったそうです。
最初のはがきに印刷した切り絵から始まった「神戸のグッド・バー」の小粋な小冊子が「酒場の絵本」として自費出版され、よく売れて、版を重ねて、今では全国に広がり、1993年あまから手帖社により「一徹の酒場だより」は好評で1998年に「to the bar」も出版される。
切り絵をライフワークに新聞、雑誌また全国各地で個展も開催しました。
この夏にも来店してくれて、「グッド・バー」の切り絵はがきをNo.1から30枚ほど見せると、成田さんの手元には残っていないとの事なので持ち帰ってもらいました。
その夜は、「神戸ハイボール」スタイルのアイラウイスキーで作ったハイボールを飲んでもらったのが最後になりました。
「酒場の絵本で」取り上げられた酒場も8割方、店を閉じてしまったと話されて寂しそうでした。
ご冥福をお祈りします。



【酒場の絵本】
「酒場の絵本は」最初のはがきに。初老のバーテンダーと客たちの創りだす大人の世界をやがて一代限りで老いて消えてゆく酒場たちを切り絵で残そうとスタートして、1982年に自費出版から始まり、あまから手帖社より1993年出版。「to the bar」は1998年から出版、日本のBAR が64店紹介された。

成田さんの切り絵
NBA関西本部の記念誌を私が発行人として担当した時、成田さんがこの(上記参照)作品を提供してくれました。成田さん、ありがとう記念になりました。
2012年10月16日
プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんは12日、都内で記者会見を開き、来年5月に世界最高齢でエベレスト( 8,848m )を目指すと発表された。
現在、最高齢での登頂は2008年 76歳のネパール人男性が達成した。
三浦さんが成功すれば、記録は大幅に更新される。
三浦さんは2003年に最高齢70歳でエベレストに登頂し、2008年には75歳で再登頂を果たし、今回は3度目の挑戦で12日には80歳の誕生日を迎えたそうです。
三浦さんが最初に来店してくれたのは、同じ冒険家、登山家の藤木高嶺さんと一緒で、スキーヤーとしてスイスに行くことが多かったのか、チェリーから作る蒸留酒「キルシュ」を注文され、ヨーロッパの山々の話を語りながら、洋梨のブランディ「ウィリアム」や最後にイタリアのサッシカイアの「グラッパ」を飲まれて、大変“お洒落”な飲み方で印象に残りました。

サッシカイアのグラッパ
イタリアのトスカーナ州はキャンティワインの産地として有名です。また、イタリア最高級ワインD.O.C.G.スーパートスカンズの産地でもあり、その代表的なサッシカイアは1978年世界最高のカベルネ・ワインとしてロンドンで受賞し有名になる。また“トスカーナのルビーの宝石”と讃えられ、グラッパも有名になり生産量が間に合わず価格も上がりましたが、D.R.Cのマールほど高価格ではありません。





